このコラムでは、火災保険申請時に無料相談を使うべき理由について解説していきます。火災保険の申請は自分で行うのは難しく、サポートを受けるのが望ましいです。
サポートサービスを使わなかった場合のデメリットも合わせてご紹介します。
・火災保険の無料相談を使う理由
・使わなかった時のデメリット
・火災保険申請で失敗する事例
火災保険の請求で無料相談を使うべき理由
火災保険を申請したくてもどの傷が自然災害による損傷なのかわからないという、最初の壁にぶつかります。
火災保険の契約内容は、保険会社によって若干ルールも異なり、契約内容も個人個人で異なります。
実際に使おうと思っても、ほとんどのケースで自分が契約している内容を詳しく理解できていない方がほとんどです。
そのため、いざ使おうと思っても、使えるのかどうかすらわからずに放置してしまっていることがあります。
火災保険に詳しい人間が見れば、すぐにわかることでも、実際に使えるかどうかの判断は素人には難しく、専門家の力を借りるのがオススメなのです。
火災保険申請の無料相談というのは、そういったご自身の加入している火災保険が使えそうかどうかを判断してもらう為のサポートになります。
火災保険は自分で申請するのは難しい
火災保険の申請は、素人が一人で完結させることはとても難しいです。
それは、契約内容の把握もありますが、一番の理由として火災保険を申請するには損害を証明するための書類を用意する必要があるからです。
必要書類として下記のようなものになります。
- 損害箇所の調査報告書
- 損害箇所の詳細な写真
- 修理に必要な見積書
これらの書類は、自力で作成することは非常に難しいです。
損害箇所の調査報告書は、建物の損害部分が災害によって壊れていることを証明する必要があります。
また、修理に必要な見積書は、損害箇所の修理に必要な材料、職人の人件費、工賃などが明記されてなければならず、これは建物の修理に詳しい業者でないと用意することはほぼ不可能です。
こういった要素から、全て一人でやろうとすると、全く前に進めないようなことが起こります。
申請=認定にはならない
火災保険の申請をするところまで進めても、実際に申請している内容に相違がないか保険会社の調査員が建物の損害状況を確認に来ます。この時、保険会社の調査員から申請内容についていろいろ質問されます。
調査員の質問にも的確に答える必要がある為、損害報告書や見積書を用意できたとしても、その内容についても把握していないと調査員に適切な受け答えをすることができなくなります。
ここで、ちゃんと質問に答えられないと、正当な申請ではないと判断されてしまう為、申請内容が否認されてしまったり、大幅な減額をされてしまう可能性がとても高くなります。
保険会社も内容の確認をしっかり行ったうえで、認定金額を決定します。
つまり、『申請 = 認定』ではなく、『申請 → 確認 → 審査 → 認定』となるのです。
すべて自力でやろうとしなければ簡単
火災保険の申請から認定までは、上述した通り専門性が高いので一人で完結させることは難しく、場合によっては否認されてしまいます。
火災保険の申請サポート会社の力を借りて申請を行えば、あなたがやることはほとんどなくなります。
申請書類を取り寄せて、郵送で保険会社に送る程度です。
申請サポート会社の役割
申請サポート会社の役割ですが、火災保険を申請するにあたって素人には対応が困難な部分を変わりにやってくれます。つまり、建物の損害状況の調査、申請に必要な書類の作成、保険会社の調査員の現地確認の対応などに対応をしてもらえます。専門性な部分に対しての対応をほぼやってもらえるので、保険金を受け取るまでの時間短縮にも繋がります。
サポート会社の報酬形態
申請サポート会社の報酬ですが、基本的には、相談、建物の調査、調査員への対応まで無料となっており、保険金が認定された場合に保険金の一部を報酬として支払う形になります。
保険金が認定されなかった時は「完全無料」となっていることが多いです。
報酬の相場は、一般的に30％程度となっています。
業者によっては、保険金の認定の有無に関係なく調査費用を徴収したり、報酬金額が50％以上と高額に設定されている会社もあります。この辺りは、申し込む前によく確認するようにしましょう。
無料相談を使わず自分で申請したときのデメリット
火災保険の申請サポートの役割は、ある程度ご理解いただけたかと思いますが、こういったサービスを使わなかった時の大きなデメリットは2つあります。
①「時間がもったいない」
スキル的に自分一人で完結するには難しい面もありますが、書類を揃えて申請を済ませないといけないので、非常に時間がかかります。早く保険金を受取りたいと思うなら、時間を無駄にしない為にもサポートを受けることをおすすめします。
②「認定されない、減額される可能性がある」です。
申請をすることができても、保険会社の調査員はプロですので、すんなりは認定してくれません。
申請箇所の損害状況を見て、経年劣化という判定を受けて認定されなかったり、損害が軽微と判定されて大きく減額されてしまう可能性があります。
当然、判断は保険会社がしますので、火災保険申請サポートを使っても否認、減額の可能性はゼロではありませんが、素人がやるより正確な受け答えができるので認定率も高くなります。
火災保険申請で失敗する例
火災保険の申請にはサポートを受けることが大切と解説してきましたが、失敗することもあります。
その要因は、業者選びで失敗してしまうケースです。申請サポート会社やリフォーム会社に依頼する時に失敗しない為の方法を下記の記事で解説していますので、ご参照ください。
まとめ
このコラムでは、火災保険請求で無料相談を使うべき理由について解説してきました。実際に保険を使おうと思っても、ご自身の契約している保険の内容を細かく把握されているという方は非常に少ないです。
無料相談を使うのは、現在契約している火災保険を今の損害に対して適用できそうかを確認してもらえることにあります。また、使える場合には、火災保険申請の専門性の高いスキルを提供してもらえるので、なるべく早期に良い判定をもらえるように、火災保険の申請サポートをご利用されることをオススメします。
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