火災保険申請は、保険の加入者本人が行います。
火災保険申請の手続きは一見簡単そうにみえますが、複雑で難しく、保険のプロを相手に被害説明をする必要があるため、審査落ちのリスクが高いのが現状です。火災保険申請を行う方法やコツを押さえて、高い確率で給付金を受け取れるようにしましょう。
- 火災保険申請を検討中
- 火災保険申請で失敗したくない
- 火災保険申請サポートを検討中
火災保険申請を自分で行う方法
火災保険申請を自分ですべて行う場合に、必要な手続き内容や、注意点があります。事前によく確認し、一つずつ確実に手続きを完了させましょう。
火災保険申請をすべき理由
火災保険は、住宅を購入したときにはほとんどの人が加入するものですが、自分が加入していることや、保険の補償内容を正しく知らずに、本来火災保険の対象となる損害でも、申請していないご加入者が多くいらっしゃいます。そのまま気づかないで3年が経過してしまい、申請できなくなることもあります。
加入すれば必ず保険料を支払いしているため、利用できる場面で申請しないままだと、保険料の払い損になってしまい、非常にもったいないです。
火災保険は、過去3年以内の火災や自然災害による突発的な被害であれば、補償の対象に含まれます。
加入している火災保険の補償の対象を把握し、対象になりそうな損害があれば、忘れずに申請しましょう。
火災保険申請の流れ
火災保険申請の主な流れは、以下の通りです。
- STEP1 保険会社への連絡(事故受付)
- STEP2 修理業者への連絡・見積もり依頼
- STEP3 書類(保険金申請書・事故状況報告書)の作成
- STEP4 保険会社へ書類送付(審査)
- STEP5 承認結果・保険金の受取
- STEP6 修理業者との打ち合わせ・修理
何度も言いますが、火災保険申請は、過去3年以内の損害であれば、申請可能です。
大規模な災害の直後などは、被害に遭った人が一斉に保険金申請をするため、申請窓口が混み合い、すぐに対応してくれないこともあります。災害後に慌てないで、落ち着いて対応しましょう。
しかし、時間が経つほど損害の原因の証明は難しくなるため、それでもなるべく早めに対応しましょう。(詳しい申請の流れ)
火災保険申請に必要な準備
火災や自然災害などの被害に遭ったら、まずは被害状況を確認し、証拠となる写真や動画などを撮影しておきます。次に、ご加入の保険会社のWEBもしくは、事故受付用ダイヤルへ連絡してください。
連絡の際には、ご加入の【火災保険証書】を手元に用意してください。
連絡の際には、契約者氏名・連絡先などの基本情報のほかに、証券番号・事故の日時や場所・事故の状況や原因・損害の程度を伝える必要があります。
火災保険申請サポートの利用
- 火災保険申請をする時間がない
- 火災保険申請が不安
- 火災保険申請で失敗したくない
火災保険申請サポートを利用すれば、プロが書類作成や説明を手伝ってくれるため、加入者本人の時間や労力は使わなくて済む上に、プロの視点と知識のサポートを受けることで、保険金の認定率や受け取れる金額がUPする傾向があります。
サポートを受けて保険金を受け取れた際には、金額に対して30%前後の手数料が発生します。しかも、成功報酬型のため、万が一審査に通らず保険金が受け取れない結果になってしまっても、利用者に無駄な費用が発生する心配はありません。
火災保険申請の注意する点
火災保険申請は、保険会社と修理業者とやり取りをしなければなりません。手続きや書類の数も多く、とても複雑です。この複雑な手続きをするリスクを理解し、保険金申請に役立てましょう。
- 申請での交渉相手はプロ
- 損害箇所が経年劣化と判断されてしまう
- トラブルに注意
申請での交渉相手はプロ
保険会社への事故報告から損害保険申請は、手続きの流れは単純ですが、書類が煩雑でよく書類の不備で差し戻しになったりします。
特に、保険の知識がない一般的な加入者の方にとっては、分かりにくい用語やルールが多く、保険に加入したことは把握していても、補償内容などの細かな内容などは把握していない方が多いです。
損害が火災保険の補償対象かどうかを判断するのは、保険のプロである保険会社の損害保険鑑定人
保険の知識がない加入者が、保険のプロ相手に損害内容を説明するという時点で、圧倒的不利な状況で素人がプロを説得して保険金をもらうという時点で、審査落ちのリスクも高く、加入者側がかなり損をしやすい構造です。
実際に、最初の連絡の時点でご加入者がうまく説明できず、補償の対象外であると判断されてしまうケースも、多く報告されています。
損害箇所が経年劣化と判断されてしまう
せっかく申請したにも関わらず、必ずしも給付金が受け取れる訳ではありません。損害箇所が「経年劣化」とみなされてしまうと、保険金が支払われません。
経年劣化とは
経年劣化とは時間とともに品質が低下すること。雨風・湿気・温度変化・日照などによる品質の低下だけでなく、通常の方法で使い続けることによる摩滅、汚れ等の損耗も経年劣化のことです。
- 経年劣化と判断されると火災保険の補償対象にはなりません。
- 火災保険は建物や建物内に収容された物品の火災や風水害による損害を補填する保険です。
申請した損害箇所が、実際に損害があった箇所だとしても、説明や書類の内容によっては、経年劣化だと判断されることがあります。特に、火災や自然災害による損害かどうか微妙なときには、保険会社は経年劣化とみなし、審査を通さない傾向があります。
トラブルに注意
本来、火災保険申請は、保険の契約者本人が行うものです。火災保険の申請は代理ではできません。代理でできるのは弁護士のみです。
また、リフォーム会社や、訪問営業会社が火災保険申請をサポートする場合には工事契約が必須の場合が多いです。また、工事契約と、火災保険申請の契約は別になるため火災保険申請で認定されなく保険金が受け取れない場合でも工事契約は有効になっているため全額自己負担になるケースがあります。
一方で、妥当な手数料で、適切な立場から火災保険申請サポートしてくれる会社なら安心です。申請サポートを依頼する際には、業者をしっかりと選び、詐欺などのトラブルに巻き込まれないように注意してください。
火災保険申請を成功させるコツ
火災保険申請を成功させるコツをご紹介致します。コツを押さえて、しっかり保険金を受け取りましょう。
- 火災保険申請の情報は徹底的に
- 火災保険申請のプロにアドバイスをもらう
- 火災保険申請サポートを利用する
火災保険申請の情報は徹底的に
自分で火災保険申請する際には、情報収集を怠らないようにしましょう。
火災保険申請では、保険のプロ相手に、たくさんの書類を作成し、損害箇所が自然災害によるものだと説明しなければなりません。しかし、素人では説明が不足してしまい、経年劣化とみなされる場合もあり、保険加入者側が損をしてしまいがちです。
補償の対象であることを確実に伝えられるよう、書類の書き方や記載方法などをきっちりと調べて進めましょう。あとで後悔しないように、徹底的な情報収集が必要です。
火災保険申請のプロにアドバイスをもらう
火災保険申請は、プロの業者に相談することも可能です。プロの業者とは、リフォーム会社、工務店などです。
リフォーム会社や工務店は、損害箇所の確認や、建物の修理にかかる見積もりを作成してくれます。
特に、屋根などが損害を受けた場合には、高所での確認作業になるため、業者が行う方が安全でしょう。
ただ、工事をする前提で見積もりを作成してくれるため、給付金が降りなかった場合には、工事費用を自己負担で払うことになる可能性があります。
火災保険申請サポートを利用する
火災保険申請サポートは、火災保険の認定をサポートする業者のことで、建物・保険双方の知識があります。サポートを依頼した際には、建物の調査から書類の作成まで、スムーズに完了させられ、受取った保険金は自由に使えます。(工事については、別途相談が必要です。)
手数料がかかる分、プロが書類作成や説明を手伝ってくれるため、加入者本人の時間や労力はほとんどかかりません。信頼できる業者を選んでサポートを依頼することで、火災保険申請を効率よく、確実に完結させられます。
まとめ
火災保険申請は、本来保険の加入者本人が行いますが、自分で申請するには手続きや複雑な書類を用意しないといけない上に、うまく説明できなければ申請が通らないこともあります。
専門業者に手伝ってもらいながら手続きすることで、審査への通りやすさや給付金の金額がアップすることもあります。申請サポートをうまく活用して、効率の良い保険金需給に繋げましょう。
火災保険申請サポートナビでは、給付金が確定するまで費用は一切かかりません。お気軽にお問い合わせください。
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